「パンテラ」
昔、何かの雑誌のインタビューで当時グランジブーム真っ直中、「ギター・ソロを弾かないことが」格好いいとされていた「長いソロを延々弾き続けるのがナンセンス」等、正直よくわからない時代があった、「ギター・テクニック至上主義」に近いヘヴィ・メタル勢に「冬の時代とも言える時代」だった。
その風潮や時流をズバッと切り捨て「オレはギターが好きだから延々長いギター・ソロも弾き続けてやるぜ!」と軽く言い放ったのが「ダイムバック(ダイヤモンド)・ダレル」であり
楽器のチューニング・ダウンを平均半音や1音の世界を「更に下にまで押し下げた」火付け役である。
・・・・・・・言葉が見つからない。。
数日前になるが、ダレルが死んだ。正確には射殺されて殺された。
以下コピペ
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メタルバンド、ダメージプランのステージで悲劇が起きた。9日付のNBC4によると、12月8日(水)夜(日本時間9日)、米オハイオ州コロンバスのライヴハウスで銃撃事件が発生した。この事件で元パンテラのオリジナルメンバー/現ダメージプランのギタリスト、ダイムバック・ダレルが死亡した。また、他に4人が撃ち殺され、2人が負傷している。現在のところ、ダレル以外の被害者の名前は発表されてないが、ダメージプランの他のメンバーが殺された可能性がある。
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死に方が死に方なだけに言葉が見つからない、、とにかくやるせない後味の悪い思いしか頭には浮かばない。
「理由のない死」であり、しかも「ライブ中」である自分達を見に来てくれたファンの「人間に殺される」こんな状況下だと演奏者は「誰しも無防備以外にありえない」。
「移動時の空港で撃たれた」とか「道端で狙撃された」とか等よりもむしろ「最大級に最悪でありえない位ムカツク状況」だと自分は思う。。とにかくやるせない・・ご冥福をお祈りします。
本作はスタジオ・フルアルバムとしてはパンテラ最後の作品。
本作の後、袂を分かったVo,フィル・アンセルモと残りパンテラ・メンバーであるが、
パンテラ・メンバーは再出発バンドダメージ・プランを結成する。
新しい方向性に進んだフィルとは変わってそのまま「パンテラとしての方向性」を押し進めたのがダメージ・プランと言える。・・・・進む先が見てみたかったとはもう「言うことは出来ない」。。
「パンテラの音」は確実に「1時代のHMを築き上げた音」である。